完売は毎回1~2時間で!初夏の風物詩「草加朝顔市」今年で40回目 朝8時に客100人以上の行列が

500鉢が限定販売された草加朝顔市=26日午前8時10分、草加市松江

 埼玉県の初夏の風物詩「草加朝顔市」が26日、草加市松江のまつばら綾瀬川公園で開かれた。

 朝顔は、円筒形に組んだ棒に絡ませるあんどん仕立ての鉢植えで、星咲き模様の「曜白」とグラデーションの「暁」の2種類。市内の園芸農家が育て、1鉢に4色の株が植えられる。

 朝顔市は1983年から始まり今年で40回目。例年800鉢ほど販売するが、コロナ禍も踏まえて今年は500鉢に限定した。例年1~2時間ほどで完売する。この日も早朝に開花する朝顔を求め、販売開始の午前8時には100人以上が列を作った。

 市観光協会の公募で選ばれた女性4人の「草加さわやかさん」も草加地場産の浴衣姿で店頭に立ち、赤や青、紫の大輪を涼しげにアピールしていた。

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