「耳栓必須?」長崎の不思議発信 国際観光コンベンション協 東京で初のパネル展

西九州新幹線「かもめ」やトルコライスなど計19点のパネルが並んだ会場=東京都、代官山T-SITE

 「長崎のふつうは世間のふしぎ」と題し、長崎市の歴史、文化、自然など多様な魅力を首都圏で紹介するパネル展が26日、東京都渋谷区の「代官山T-SITE」で初めて開かれた。同市の公式観光サイト「あっ!とながさき」でも特設ページを設け、写真パネルの発信を始めた。
 長崎国際観光コンベンション協会DMO(観光地域づくり法人)推進本部が「選ばれる21世紀の交流都市」の実現に向けたマーケティング・プロモーションの一環で開催。ボウリング、ラムネ、ミルクセーキなどにまつわる長崎伝来や発祥の歴史、「耳栓が必須」の精霊流しといった長崎の日常に潜む「ふしぎ」をクローズアップした大型の写真パネル(縦約2メートル、横約1.3メートル)19点を展示した。「終着駅は新幹線をゆっくり撮影できる」などとして9月に開業する西九州新幹線の「かもめ」なども紹介した。
 同協会は「長崎市民にとっては普通だが、他のまちの人には不思議に見える魅力を発信し、観光客を呼び込むきっかけにしたい。地元の方もウェブ上で楽しんでもらい、古里の魅力を再発見してもらえれば」と呼びかけている。
 来場した都内の大学院生(24)は「道路で爆竹が弾ける精霊流しなど、同じ日本でもこれだけ違う文化や景色があるのかと思った。機会があればぜひ長崎に行ってみたい」と話した。
 「あっ!とながさき」のアドレスはhttps://www.at-nagasaki.jp/


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