コロナ禍も要因か 児童虐待相談・通告 過去最多 広島市・昨年度

広島市で児童虐待の相談や通告を受けた件数が昨年度は2467件に上り、過去最多になったことが分かりました。

広島市児童相談所のまとめによりますと、昨年度、広島市で児童虐待の相談や通告を受けた件数は、前の年度より309件多い2467件で、過去最多でした。

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虐待を受けたとされる子どもの年齢は、小学生が741件で最も多く、3歳以上で小学校入学前の子どもが385件と続きました。

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虐待の種類としては、暴言や兄弟間差別・夫婦間のDVの目撃といった心理的虐待が1118件で最も多く、続いて身体的虐待が609件でした。

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広島市では、「新型コロナの影響による在宅勤務の広がりなどで自宅で過ごす時間が多く、家庭内トラブルが増えたことが要因の1つと考えられる。今後も相談や通告に対して適切に対処していきたい」としています。

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