今年の平和宣言を核禁止条約締約国会議踏まえた内容に 広島市

今年の平和宣言について広島市の松井市長は、核兵器禁止条約の締約国会議に出席した成果を踏まえた内容を盛り込みたいとしました。

毎年平和記念式典で読み上げる平和宣言は、松井市長や市民の代表を交えた懇談会で内容を決めています。

2回目の懇談会となる28日は、松井市長が骨子を示し、出席者から「G7サミットが開かれることを使って、訴えを強調してはどうか」などと意見が出されました。

また、松井市長は核兵器禁止条約の締約国会議で、オブザーバー参加した国の大使と話した経験を踏まえ、日本政府にも参加を促したい考えを示しました。

広島市・松井一実市長

「危機的な状況の時に現実に妥協するのか、大変な状況であったとしても(核廃絶への理想を)追求するのかどっちが大切か問いかける絶好のチャンス。」

最後の懇談会は7月中旬に開かれる予定です。

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