先日南野拓実が加入することになったASモナコ。モナコ公国に本拠地を置き、フランスリーグに参加している名門クラブだ。
今回はそのASモナコで若き頃を過ごした「世界的アタッカー」を7名ピックアップした。
キリアン・エムバペ
モナコ所属:2015~2017年
近年モナコから世界に羽ばたいた選手といえば、もちろんエムバペ。パリ近郊のボンディで生まれた彼であるが、少年時代にモナコのユースへと入団し、16歳でプロデビューを果たしている。
2年目にはレギュラーに定着するとチャンピオンズリーグでも活躍を見せ、17歳の天才アタッカーとして大ブレイク。2017年にはパリ・サンジェルマンへと期限付き移籍し、次年度にそのまま買い取られている。
それからの進歩については何も言う必要はないだろう。
ベルナルド・シウヴァ
モナコ所属:2014~2017年
現在マンチェスター・シティでプレーしているポルトガル代表MFのベルナルド・シウヴァ。彼はもともとベンフィカのユース出身であるが、実はトップチームではほとんどプレーしておらず、Bチームでの出場が大半だった。
彼がブレイクを果たしたのは2014年に加入したモナコでのプレーだ。当初は期限付き移籍であったがすぐに頭角を現し、レギュラーに定着。フランスリーグで傑出した結果を残し、2017年にはマンチェスター・シティへと引き抜かれていった。
ジェレミ・メネズ
モナコ所属:2006~2008年
メネズを育てたのはソショーなのかもしれない…という点では難しいところだ。ポルトでの活躍のほうが目立ったハメス・ロドリゲスと同じように。ただ、ゴール数が伸びたという点で見ればモナコも重要な役割を果たしているといえよう。
2006年に加入した彼は2年間で14ゴールを決め、ローマへと引き抜かれた。それからパリ・サンジェルマン、ミランでプレーし、一時期は世界屈指のアタッカーとして評価された。
エマニュエル・アデバヨール
モナコ所属:2003~2006年
ある意味世界的な知名度を誇っているアデバヨール。トーゴ出身の彼は1999年にメスへと加入してフランスに挑戦し、ユースからトップチームに昇格した。そして2部で活躍したあとモナコに引き抜かれたという経験を持っている。
加入初年度から途中出場も多い状況ながらもゴールを量産して評価を高め、2006年1月にイングランド・プレミアリーグのアーセナルへと移籍した。それからマンチェスター・シティ、レアル・マドリー、トッテナムなどで存在感を見せた他、トーゴ代表をワールドカップ出場に導いている。
ダヴィド・トレゼゲ
モナコ所属:1995~2000年
アルゼンチンで生まれたフランス代表ストライカーとして知られるトレゼゲ。17歳でモナコからスカウトを受けて加入し、欧州移籍から3年目にレギュラーを掴んだ。
フランスリーグで3年連続2桁ゴールを奪い、2000年には22点を決めてリーグ優勝に貢献。そのままユヴェントスへと引き抜かれ、黄金期のイタリア・セリエAで大活躍した。
ティエリ・アンリ
モナコ所属:1994~1999年
有名な話であるが、アーセナルで世界最高のストライカーに成長したティエリ・アンリは、若い頃サイドハーフとしてプレーしていた。
アーセン・ヴェンゲル監督に評価されてモナコの下部組織から昇格し、10代でレギュラーに定着。1999年にはユヴェントスへと移籍したものの、イタリアではなかなか活躍できず、再びヴェンゲル監督の誘いでイングランドへと渡った。それからの飛躍については書く必要もないだろう。
ジョージ・ウェア
モナコ所属:1988~1992年
現在リベリアの大統領を務めている国民的英雄ジョージ・ウェア。コートジボワールとカメルーンのリーグでプレーした彼を欧州へと引っ張ってきたのがモナコであった。
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1988-89シーズンから14ゴールを決めるなど才能を証明した彼は、その後パリ・サンジェルマンやミランでさらなる成長を見せ、1995年にはアフリカ人として初のバロンドールにも輝いている。