高校野球岡山大会が開幕 甲子園出場懸け57チーム熱戦

開会式で整列する選手たち。夏の甲子園を懸けた戦いが幕を開けた=倉敷マスカット

 第104回全国高校野球選手権岡山大会は9日、倉敷市のマスカットスタジアムで開幕した。入学時から新型コロナウイルス禍に翻弄(ほんろう)されながらも努力を重ねた57チーム(58校)の球児による夏の甲子園を懸けた熱戦が始まった。

 雨の中、同スタジアムで午前10時から行われた開会式では、昨夏覇者の倉敷商、春の岡山県、中国大会を制した創志学園などの選手たちが堂々と入場行進した。県高野連の藤原修会長が「高校野球が掲げる『F』(フレンドシップ、ファイト、フェアプレー)の精神でプレーし、思い出に残る最高の大会にしましょう」とあいさつ。金光学園の飯田大成主将が「3年生にとって集大成の大会。仲間とともに野球ができる喜びをかみしめ、思い切り野球を楽しみたい」と選手宣誓した。

 開会式の後、1回戦2試合があり、芳泉と古城池が初戦を突破。3年ぶりに1回戦から一般客を入れ、ブラスバンドの応援も復活した。

 大会は計17日間、マスカットスタジアム、倉敷市営、エイコンスタジアム(美咲町)の3球場で行われる。日程が順調に進めば4日間の休養日を挟み、25日に晴れの代表が決まる。

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