第44回津山納涼ごんごまつり(津山市、津山商工会議所などでつくる実行委主催)が9日、市中心部で2日間の日程で開幕した。初日はごんご(津山地方でカッパの方言)に扮(ふん)した市民らによる「ごんごおどり」が繰り広げられ、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった県北の夏の祭典を盛り上げた。
ごんごおどりには町内会や職場単位の踊り連15チーム約450人が参加。踊り手たちは頭の皿や背中の甲羅を模した衣装、メークでごんごになりきり、泳いだり、皿の水を確認したりするようなユーモラスな踊りで練り歩いた。
同市の観客(64)は「今年はまつりが開催できて良かった。見知った人らが踊っている姿を見るのは楽しい」と話した。
2020、21年のまつりはコロナの拡大防止で中止。今年は踊り会場が密にならないよう道幅の広い通りに移した。猛暑を避けるため例年より開催時期を1カ月早め、開始時間は2時間遅らせた。
10日は午後8時から岡山県内最大級の約5千発の花火が打ち上がり、フィナーレを飾る。まつりは動画投稿サイト・ユーチューブでもライブ配信する。