「明智平ロープウェイ」で救助訓練 3年ぶり、日光消防署など

明智平ロープウェイで行われた救助訓練

 【日光】細尾町の「明智平ロープウェイ」で5日、運行会社の日光交通と日光消防署による合同救助訓練が行われた。

 同ロープウェイは市内を代表する観光スポットの一つ。新型コロナウイルスの影響を受ける前は年間約10万人が利用していた。

 訓練はコロナ禍のため3年ぶりとなり、関係者約30人が参加。ゴンドラが非常停止し、乗客の救出が必要になったと想定して行った。参加者は特殊なロープや、乗客を安全に降ろすための用具などを使い、地上約15メートルのゴンドラから乗客役を救出。緊急時の連携や対応について確認した。

 山頂駅からの避難誘導訓練も行った。同社の渡辺剛志(わたなべたけし)社長(62)は「問題が起きないよう日々の点検などをしているが、万が一に備えて安全にお客さまを救助できるよう訓練を行った」と話した。

明智平ロープウェイで行われた救助訓練

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