地球温暖化がさらに進行すれば、災害が発生するリスクがよりいっそう高まるとして、広島市は、県内の市や町では初めて「気候非常事態」を宣言しました。
広島市 松井一実市長
「本日付けで広島市の気候非常事態宣言をいたします」
この宣言は、大量の熱中症患者が発生する猛暑や記録的な豪雨による災害が頻発している要因と考えられる温室効果ガスの排出による気候変動を食い止めることが目的です。
全国の自治体でこの宣言の発表が相次いでいて、県内では初めてです。
松井一実市長
「破滅的な未来を回避するためには一刻の猶予も許されない。われわれ1人ひとりが、今すぐ、具体的に行動を起こすことが重要である」
宣言により、市民や事業者、周辺の自治体などと意識を共有し、省エネルギー対策や、再生可能エネルギーの導入をさらに促したい考えです。
具体的な方策は、今年度中に改定される市の「地球温暖化対策実行計画」で取りまとめるということです。