コンテナ病棟で医療支援 トンガJICA事業に参画 宇都宮のピースノート

トンガの病院で使用される医療用コンテナの内部(ピースノート提供)

 建設・産業廃棄物業のピースノート(宇都宮市鶴田町、河村公威(かわむらきみたけ)社長)は、国際協力機構(JICA)が南太平洋のトンガで実施する医療サポート事業に参画し、現地の病院で集中治療室(ICU)として使用されるコンテナ病棟の施工、設置を行う。8月にも自社の社員がトンガへ向かい、現地スタッフとともに作業を進める予定だ。

 開発途上国では新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ICUでの治療を必要とする重篤な患者が増えているという。JICAは逼迫(ひっぱく)する医療体制を支援しようと、日本の医師らがオンラインで現地の医療スタッフに技術的な助言をする取り組みを行っている。トンガでは、治療の拠点となるICUが不足しているため、短期で施工できる医療コンテナ建設を進めることにした。

トンガの病院で使用される医療用コンテナ(ピースノート提供)

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