災害時物資優先供給へ 綾町、イオン九州協定

 綾町とイオン九州(柴田祐司社長)は12日、「災害時における生活必需物資供給確保等についての協定」を結んだ=写真。南海トラフ巨大地震などの自然災害が発生した際、食料や飲料、日用品などの物資を優先的に供給する。
 協定は大雨や台風、地震などの大規模災害時に、避難所などへ生活必需物資を迅速に供給することが目的。町の要請に基づき、同社は食料品のほか、指定された生活必需物資を速やかに搬送することとなる。
 調印式は同町役場であり、協定内容の説明に続いて籾田学町長と柴田社長が協定書にサインした。籾田町長は「協定は心強い限り。万が一、災害が発生した場合の対策として、協定は有効なものになる」とあいさつ。柴田社長は「局地的な被害が起きることが多くなっている。災害時にはグループを挙げて支援していきたい」と述べていた。

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