高校野球長崎大会 開幕 3年ぶり力強く行進 甲子園へ熱戦スタート

第104回全国高校野球選手権長崎大会は7日、開会式が行われ、全51チームの選手たちが3年ぶりに力強く行進した。甲子園出場を目指し、熱戦が27日まで繰り広げられる=長崎市、県営ビッグNスタジアム

 第104回全国高校野球選手権長崎大会第1日は7日、長崎市の県営ビッグNスタジアムで開会式が行われ、51チームによる甲子園出場を懸けた熱戦が始まった。開会式後に実施された開幕戦は、島原農が延長十回5-4で猶興館にサヨナラ勝ちして2回戦へ進んだ。
 コロナ禍の影響で、全チームが参加する開会式は3年ぶり。大会歌「栄冠は君に輝く」が流れる中、昨年優勝の長崎商を先頭に51チームの選手らが元気に行進した。県高野連の黒江英樹理事長が開会を宣言。国旗などの掲揚では長崎北陽台2年の道田和佳さんが国歌と大会歌を独唱し、伸びやかな声を響かせた。
 県高野連の山口千樹会長は「フェアプレー、ファインプレーによって、長崎県に爽やかな風をもたらし、コロナ禍による暗い雰囲気を追い払ってほしい」とあいさつ。中﨑謙司県教育長が「感動あふれる青春の祭典に」と激励した。長崎商の澤山佳文主将が優勝旗を返還し、長崎工の原口央涼主将が選手宣誓した。
 開幕戦は中﨑県教育長が始球式。試合は島原農が2-4の九回に同点に追いつき、延長十回に決勝点を挙げた。
 第2日は8日、ビッグNなどで1回戦6試合を実施する。


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