ティモンディ高岸が栃木GB入団 150km右腕が芸人との“二刀流”

栃木ゴールデンブレーブスの入団会見に登場したティモンディ高岸=19日午前11時、都内

 野球独立リーグ・ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブス(GB)は19日、お笑いコンビ「ティモンディ」の高岸宏行(たかぎしひろゆき)(29)=188センチ、90キロ、右投げ右打ち=が入団すると発表した。今年、栃木GBのトライアウトを受験し合格。栃木の地で芸人とプロ野球選手の“二刀流”を目指す。

 高岸は愛媛県出身。済美高(愛媛)時代は主に投手として活躍し、直球の最速は147キロ。打者としても高校通算20本塁打を記録した。夏の高校野球愛媛県大会では2年、3年時とも決勝で敗れ甲子園出場は叶わなかった。

 進学した東洋大では故障のためプロ野球選手への道を断念。その後は済美高野球部の同期・前田裕太(まえだゆうた)とティモンディを結成した。芸人として知名度が高まると、プロ野球の始球式で剛速球を披露し芸能界最速右腕としてアピール。現在の最速は高校時代を上回る150キロまで上がった。

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