国福大全学生に商品券 地域応援で大田原市が配布

商品券を受け取る学生ら

 【大田原】市は19日までに、新型コロナウイルス対策の一環として、市民に1人3千円分の「地域応援商品券」を配布する事業を開始した。市で住民登録をしていない国際医療福祉大大田原キャンパスの学生も配布対象とした。

 商品券は、4月1日現在で市に住民票がある人に簡易書留で既に発送した。使用期間は8月1日~10月31日。市内の飲食店やスーパーなど約250店で利用でき、詳細は市ホームページなどで確認できる。

 昨年実施した食事割引券「おおたわら元気飯得々クーポン券」の発行事業が利用した学生から好評だったこともあり、地域応援商品券は同大大田原キャンパスの全学生を対象とした。

 同大では11~15日の5日間、昼休みに学内で商品券を手渡した。13日は午前の講義を終えた学生ら508人が次々と受け取った。

 作業療法学科3年、石川瑚葉実(いしかわこよみ)さん(21)は「使用期間も長く、ありがたい。日用品の購入に充てるなど有効活用したい」と話していた。

 期間内に受け取れなかった学生には8月以降、市商工観光課窓口で配布する。 (問)同課0287.23.8709。

商品券を受け取る学生ら

© 株式会社下野新聞社