大賀ハス 色鮮やかな大輪 美作の公園、スイレンも彩り

華やかな大輪を咲かせる大賀ハス

 美作市楢原上の亀ケ市池ビオトープ公園でハスがピンク色の大輪の花を咲かせ、訪れた人たちを楽しませている。8月上旬まで堪能できるという。

 16アールの池一面に広がるのは、岡山市出身の植物学者大賀一郎博士(1883~1965年)が約2千年前の種から開花させ、全国に広まったことで知られる大賀ハス。直径20~25センチの色鮮やかな大輪が夜明けとともに開き、昼前に閉じる。白や黄色のスイレンも彩りを添えている。

 地元住民らがため池にハスを植えて2010年に公園として整備し、草刈りや害虫駆除を行っている。育成会の山名明会長(75)=美作市=は「華やかな雰囲気を味わってもらえれば」と話している。

 入園無料。美作北小(楢原中)から東へ約700メートルの県道馬橋平福線沿いにある。問い合わせは市観光政策課(0868―72―6693)。

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