「スウィング甲子園」開催費募る 倉敷で3年ぶり、実行委がCF

2019年に開かれた「おかやまスウィング甲子園」の前回大会

 岡山県内の中学、高校吹奏楽部がパフォーマンスを競い合う「おかやまスウィング甲子園」が今秋、3年ぶりに開かれる。企業経営者らでつくる実行委が、開催費の一部をクラウドファンディング(CF)で募っている。

 大会では演奏のレベルだけでなく、楽しむ姿勢や連帯感を審査する。吹奏楽に取り組む中高生の表現の場を増やし、新たな目標を持つことで健全育成につなげようと、実行委が2015年のプレ大会を皮切りに16年から開いていたが、新型コロナウイルス禍で20、21年は中止となった。

 今年は9月10日、倉敷市民会館(同市本町)で開き、初出場の5校を含む13校が挑む予定。実行委の藤森健委員長(52)は「コロナの影響を受けている子どもたちに、夢舞台を体験させたい」と話している。

 CFは山陽新聞社や中国銀行などが運営する「晴れ!フレ!岡山」のサービスを活用。300万円を目標に8月29日まで募集する。前売り券の一般販売は行わない方針で、支援者には優待チケットなどを贈る。

 詳細や支援は専用サイト(https://readyfor.jp/projects/swing-koshien)。

3年ぶりの開催に向けCFの支援を呼び掛けている藤森実行委員長(右)ら

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