関東一の祇園「熊谷うちわ祭」熱狂 3年ぶり山車・屋台12台が巡行 国道17号は交通規制で歩行者天国に

熊谷うちわ祭の巡行祭で集結した豪華絢爛な山車・屋台=21日午後2時40分ごろ、熊谷市役所入り口交差点

 「関東一の祇園」と称される八坂神社大祭「熊谷うちわ祭」の中日の21日、3年ぶりに「巡行祭」が行われ、豪華絢爛(けんらん)な12台の山車・屋台が埼玉県熊谷市中心部を巡行した。鉦(かね)や太鼓、笛で大音量のお囃子(はやし)が鳴り響き、市内は久しぶりに熱気と興奮に包まれた。

 午後1時から国道17号が交通規制されて歩行者天国になり、山車・屋台は国道を東に巡行。12台が御宮参りで神輿(みこし)が安置された「御仮屋(行宮)」に向かい、御仮屋では各町の山車・屋台が神前に進み、幣束(へいそく)を授与された。その後、市役所入り口交差点で12台の山車・屋台が勢ぞろいした。集まった大勢の見物客たちは記念に写真撮影を行い、3年ぶりに山車・屋台が集まった姿を収めた。

 最終日の22日は大総代の交代式に当たる「年番送り」や御仮屋から神輿が神社へ帰る「還御祭」などが行われる。

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