部活動実践モデル校に晃陽中など スポーツ医科学やICT活用

栃木県教育委員会が入るビル

 栃木県教委は22日、中学校の部活動にスポーツ医科学の知見に基づくトレーニングや、情報通信技術(ICT)を活用する実践研究で、モデル校が決定したと発表した。

 教員の働き方改革などを背景に、国が効率的な部活動の実現に向けて進めている「地域運動部活動推進事業」の一環で、全国初の取り組みになる。

 とちぎスポーツ医科学センターが協力するトレーニング指導では宇都宮市晃陽中、小山市桑中、小山三中、氏家中、那須塩原市三島中の5校が選ばれた。同センターの専門スタッフらが、短時間で効果的な活動を支援する。

 ICT活用による指導では、映像を使ったリモート指導などで技能向上を図る。選定されたのは三島中ダンス部、宇都宮市陽東中剣道部、壬生中サッカー部、喜連川中卓球部、足利市富田中男子ソフトテニス部。

 来年1月まで取り組み、結果を国に報告する。

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