第104回全国高校野球選手権岡山大会第10日は20日、倉敷市のマスカットスタジアムで準々決勝2試合があり、倉敷商が4大会連続、学芸館が2大会ぶりの4強入りを決めた。
倉敷商は関西を投打に圧倒し、10―1で七回コールド勝ち。18安打の猛攻を見せた学芸館は13―6の八回コールドで城東を退けた。
第11日の21日は同スタジアムで理大付―玉島商、山陽―創志学園の準々決勝残り2試合が行われる。
▽準々決勝
倉敷商 投打に盤石
関西
0000010|1
140023X|10
倉敷商
(七回コールド)
▽本塁打 藤森旭
▽三塁打 雄龍▽二塁打 西川、三宅
【評】倉敷商は投打に盤石だった。先発和田は切れのある直曲球を制球良く投げ分け、6回を2安打1四球で1失点。攻撃は一回、雄龍の右越え三塁打を足場に先制し、二回は品田、池上の連打などで無死満塁とし、和田の中前2点打、雄龍、西川の適時打で計4得点。六回は藤森旭の右越え3ランでダメを押した。
関西は打線が不発で、六回に中村の内野ゴロによる1点止まり。左腕岩井は2回で5点を失い、救援陣も粘れなかった。
学芸館、猛攻18安打
学芸館
03000208|13
00010005|6
城東
(八回コールド)
▽本塁打 中村
▽三塁打 清水▽二塁打 渡辺康、仲達、在本▽暴投 杉谷
【評】学芸館が18安打に機動力を絡め畳み掛けた。二回無死一塁から中村がバスターエンドランを中前打とし一、三塁。岡田諒が二遊間を破り先制すると、暴投、森下の適時バント安打で加点した。六回は中村のソロなどで2点。八回に打者12人の猛攻で勝負を決めた。左腕岡田景は7回2安打とテンポ良く投げた。
城東は得意の継投が機能せず。八回は岡田、仲達、在本の3連続適時打などで猛追もコールド阻止に1点届かなかった。