第104回全国高校野球選手権岡山大会第11日は21日、倉敷市のマスカットスタジアムで準々決勝の残り2試合が行われ、創志学園が7大会連続、理大付が7大会ぶりの準決勝進出を決め、ベスト4が出そろった。
創志学園は山陽との点の取り合いを10―6で制した。理大付は田本、楠本の零封リレーで玉島商に8―0の七回コールドで快勝した。
22日の休養日を挟み、第12日の23日に同スタジアムで学芸館―倉敷商、理大付―創志学園の準決勝がある。
▽準々決勝
創志 一進一退の攻防制す
創志学園
001261000|10
001320000|6
山陽
▽三塁打 岡村、近藤▽二塁打 伊藤永
【評】創志学園が一進一退の攻防をものにした。1点を追う五回、先頭横井の中前打を口火に1死一、二塁とし、金田の右前適時打で同点。さらに死球で塁を埋め、谷の左前適時打で勝ち越し、岡村の左中間3点三塁打などで突き放した。6失点の右腕岡村は六回以降立ち直り、バックも二塁岩本らの好守が光った。
山陽は三回に併殺崩れで追い付き、四回は近藤の三塁打を足場に徳永、森野、田内の適時打で逆転。計12安打と打線は力を見せたが及ばなかった。
理大付 力の差示す
玉島商
0000000|0
042200X|8
理大付
(七回コールド)
▽三塁打 田本▽二塁打 広瀬、生田
【評】理大付が力の差を示した。先発全員安打の打線は二回、堀内、山根の単打などで1死満塁とし、田本が左中間三塁打で走者を一掃、さらに死球を挟んで若藤が中前に運び主導権を握る4得点。四回の堀内の2点打などで突き放した。投げては田本、左腕楠本のリレーで無失点。
玉島商はエース村上が三回途中で早々に降板。打線は一回に1死、六回は無死で満塁としながらホームが遠く、反撃できなかった。