フランスパン「ブール」のレシピ・作り方
まん丸フランスパン「ブール」を作ろう
フランスパンといえば、バゲットやバタールが有名。でも、同じ生地で作られるフランスパンの形にはバリエーションがあって、それぞれに名前が付けられています。 今回はその中から、丸型のフランスパン「ブール」の基本のレシピをご紹介。 絶品のアレンジレシピや、おいしい食べ方もお教えします。
「ブール(Boule)」とは
ブールとは、フランスパン生地で作られるパンのひとつ。フランス語で「ボール、丸」という意味です。 フランス語でパン職人をさす「ブーランジェ」や、パン屋をさす「ブーランジュリー」の語源となったパンともいわれています。 標準的な生地重量は、バゲットやバタールと同じ350g。同じ生地、同じ生地重量でも、成形の違いで味わいにも違いが出てきます。 ブールは丸く成形することで、気泡の入ったクラムの割合が多くなり、ふんわりモチモチとしているのが特徴。 クラストは薄くてやわらかです。
食べ方としては、スライスしてトーストやサンドイッチにすることが多いよう。
お菓子みたいなパン「スイートブール」との違い
「ブール」という響きから、人気レシピの「スイートブール」を連想される方もいらっしゃると思います。 スイートブールは、カステラ生地やクッキー生地をパン生地の上に絞って焼き上げた「菓子パン」。 なんと、フランスパンのブールが名前の由来だそうですよ。
基本のブールのレシピ
砂糖や油脂、乳製品の入らない、基本のブールのレシピです。
材料
- 小麦粉(準強力粉)…210g
下準備
- 成形が終わったら、オーブンを250℃で予熱する。天板も一緒に温める。
作り方
1. ボウルに準強力粉とモルトパウダーを入れ、水を加えて粉気がなくなるまで混ぜる。 ラップをかけ、室温で30分間オートリーズを取る。 オートリーズについて1. 詳細は、コラム「オートリーズとは?おうちで本格バゲットレシピ1. 」をご参照ください。
「ブール(Boule)」の詳しいレシピページはこちら。
https://recipe.cotta.jp/recipe.php
失敗を防ぐ成形のポイント
ブールは、生地に力を加えすぎないように注意しながら、きれいな丸い形を作ることがポイントになります。 成形作業時は、下記に注意して行いましょう。
- 手のひらでやさしくガスを抜く(無理に引っ張ったり、つぶしたりしない)
焼き上がったもののクープの一部が盛り上がるように大きく開いてしまった場合は、生地を締めすぎた可能性があります。 次回は、力加減に注意して成形してみてください。
アレンジレシピ:チーズとベーコンのブール
鉄板の組み合わせ、「チーズとベーコン」を包んで焼き上げたブール。アツアツを召し上がれ。
材料(2個分)
- 基本のブールの生地…全量
おすすめのアイテム
作り方
1. 基本のブールの生地を2個に分割して丸め、ベンチタイムをとる。
「チーズとベーコンのブール」の詳しいレシピページはこちら。
https://recipe.cotta.jp/recipe.php
ブールを楽しむ、おすすめの食べ方
ブールは、料理との組み合わせが楽しめる食事パン♪ 簡単なひと手間でおいしさ◎の、おすすめの食べ方をご紹介します。
サンドイッチ2種
シンプルな「ハム&チーズサンド」と、たっぷりツナと野菜を挟んだ「ツナサンド」。
タルティーヌ2種
クリームチーズにディルを加えて爽やかに。「海老とハーブクリームチーズ」。 美食家のパセリ「チャービル」は卵と好相性!「チャービルのスクランブルエッグ」。 トッピングも華やかな一皿です。
ブールのパン・バニャ風
南仏のサラダ風サンドイッチ「パン・バニャ」をアレンジ。 中身をくり抜いたブールにオリーブオイルを塗って、サラダをたっぷり盛り付けます。
ふわもち食感のフランスパン・ブール
やわらかいクラムを楽しむフランスパン、ブール。 しっとりもっちりとした食感から、日本人に人気のあるフランスパンのひとつです。 ご家庭でのフランスパン作りのバリエーションに加えていただけたら、うれしいです♪
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