成功に向け協力を依頼 サミット事務局長が 広島市長を訪問

来年5月に開かれるG7広島サミットについて、外務省のサミット事務局長が、広島市の松井市長を訪問し、成功に向けた協力を依頼しました。

訪問したのは、外務省 G7広島サミット事務局の北川克郎事務局長です。

松井市長は、残り少ない期間で「スピード感を持って緊密な連携を取らせてほしい」と話しました。

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これに対し北川事務局長は、ロシアのウクライナ侵略や核兵器による威かくといった状況に言及。来年のサミットでは核兵器使用の惨禍を二度と許してはならないといったコミットメントを広島から発信できればと思うと述べました。

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一方、松井市長は、G7の首脳が原爆資料館を訪問し被爆者の体験を聞くなど、被爆の実相に直接触れる機会を設けるよう求めました。

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外務省 G7広島サミット事務局 北川克郎事務局長
「わたし自身、以前に原爆資料館やざまざまな施設を訪問。一度見ると、そうとう心に響くものがある。そういった機会があるのは重要だと思っている。ただ、来年のG7広島サミットに向けた準備は始まったばかりで、具体的なプログラム・日程・訪問先を含めて、まだ決まっていない。これから政府部内・広島県・広島市と相談・調整しながら決めていきたい」

北川事務局長はあす27日、知事を訪問し、意見交換する予定です。

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