新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で26日、5人の死亡と、10歳未満～90歳以上の男女計1万1108人の感染が新たに確認された。1日の新規感染者が1万人を超えるのは5日連続で、自宅療養者は過去最多の6万8510人に上った。
県は三浦市の80代男性の死亡を発表。クラスター（感染者集団）が発生している鎌倉保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設の入所者で、13日に発熱し、15日に医療機関が陽性と診断、21日に新型コロナで死亡した。
横浜市は80代男性の死亡を発表。クラスターが発生した泉区内の病院に入院していた。
川崎市は2人の死亡を発表。麻生区の80代女性は入院中の22日にせきや発熱の症状があり、検査で陽性が判明、24日に死亡した。悪性腫瘍、慢性呼吸器疾患、糖尿病の基礎疾患があった。幸区の80代男性は市南部の住宅型有料老人ホームに入居。21日に体調が悪化し、救急搬送先の病院で陽性が判明、市内の別病院に転院したが同日死亡した。パーキンソン病、狭心症の基礎疾患があったという。
相模原市は80代男性の死亡を発表。16日に心肺停止状態で市内の病院に搬送され、検査で陽性が判明。同日に新型コロナで亡くなった。
県は新たに2138人が自主療養したと発表した。自主療養の累計は4万5994人となった。
