【上三川】天神町の老舗ランドセルメーカー大峽製鞄(おおばせいほう)宇都宮工場は27日、子どもたちを対象にした工場見学とミニランドセル作りのワークショップを開いた。
夏休み中に物づくりの楽しさを体験してもらおうと、地域貢献活動の一環で企画した。同社が工場見学とワークショップを併せて実施するのは初めて。
3歳~小学4年生の6人が親子で参加した。椎谷健児(しいやけんじ)工場長の案内でランドセルが作られていく様子を見学した後、手のひらサイズのミニランドセル作りに挑戦。
製造過程で余った革を再利用したキットを使い、色とりどりの革を折って形を整えたり、ボタンを金づちで留めたりして完成させた。
黒色のランドセルを作った下野市の板橋直大(いたばしなおと)ちゃん(6)は「楽しかった。小学生になったら、グレーのランドセルを背負いたい」と話していた。