新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で27日、新たに10人の死亡と、10歳未満～100歳以上の男女1万6554人の感染が確認されたことが分かった。県内の1日当たりの新規感染者数としては、23日の1万3716人を超えて過去最多を更新した。
横浜市は、5人が死亡したと発表。金沢区の60代男性は22日に陽性が判明、24日にすい臓がんで亡くなった。クラスター（感染者集団）が発生した特別養護老人ホームに入居していた中区の100歳代の女性は22日に陽性が判明し、24日に新型コロナで死亡した。クラスターが発生した別の特別養護老人ホームに入居していた港南区の90代女性は19日に陽性が判明、24日に新型コロナで死亡した。
クラスターが発生した泉区内の病院に入院していた70代の男性と、別の70代男性については家族の同意が得られていないとして詳細な経過を公表していない。
川崎市は高津区の80代男性が死亡したと発表した。男性は19日に自宅で意識不明の状態で見つかり、救急搬送後の検査で陽性が判明。入院したが、22日に死亡した。死因は熱中症と新型コロナ関連としている。
県は、座間市の90代女性が死亡したと発表。女性はクラスターが発生した県厚木保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設に3日に入所。9日に陽性が判明し、17日に亡くなった。
横須賀市は2人が死亡したと発表した。90代女性はクラスターが発生した市内の特別養護老人ホームの入居者で23日に陽性が判明。26日に死亡した。50代男性は横浜市在住で24日に死亡。死後に陽性が判明した。
藤沢市は、70代男性の死亡を発表。男性は7月12日に陽性が判明し、中等症で入院。25日に死亡した。
このほか県は新たに3268人が自主療養したと発表した。自主療養の累計は4万9262人になった。
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県議会は立憲民主党・民権クラブの望月聖子氏（横浜市保土ケ谷区）が新型コロナに感染したと発表した。25日に陽性が判明し、自主療養している。
