栃木県内最多2803人感染 病床使用率44.9% 新型コロナ

栃木県内の新型コロナウイルス感染者数(27日発表分)

 栃木県と宇都宮市は27日、新たに計2803人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者数は2日連続で過去最多を更新し、県内の累計感染者数は11万8202人となった。県内の医療機関に入院していた80歳以上の男性、70代の男性、40代の男性が26、27日に死亡し、県内の死者は計291人となった。

 感染急拡大に伴い、26日時点の病床使用率は44.9%まで上昇。福田富一(ふくだとみかず)知事が行動制限を検討する目安とした50%に迫っている。

 新規感染者は10歳未満〜90歳以上の男女。40代以下が約78%を占め、40代が497人、10歳未満が473人、30代が419人、10代が418人などと続く。佐野市内の高齢者施設でクラスター(感染者集団)が発生し、職員2人と入所者5人が感染した。

 入院者255人、宿泊療養者445人、自宅療養者(療養先調整中含む)1万6018人、重症者3人。

 【27日の市町別感染者数】

 宇都宮市620人、小山市284人、栃木市239人、那須塩原市225人、大田原市176人、鹿沼市143人、足利市128人、佐野市117人、下野市115人、真岡市106人、日光市100人、さくら市98人、高根沢町53人、那須町48人、壬生町46人、那須烏山市40人、上三川町38人、矢板市、野木町各30人、那珂川町27人、市貝町21人、芳賀町17人、塩谷町15人、益子町14人、茂木町9人、県外等64人

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