ナガサキ・ユース代表団 NPT会議に3年ぶり派遣

意気込みを語るナガサキ・ユース代表団のメンバー=長崎大

 米ニューヨークの国連本部で8月1日開幕する核拡散防止条約(NPT)再検討会議に派遣される「ナガサキ・ユース代表団」の10期生7人が27日、長崎市文教町の長崎大で記者会見し、現地での活動内容や抱負を語った。
 代表団は県と長崎市、同大でつくる核兵器廃絶長崎連絡協議会が最新の核情勢を学んでもらうため県内で毎年選考している。10期生は全員、同大の学生。海外派遣は2019年に国連本部で開かれた同会議第3回準備委員会以来、3年ぶり8回目。
 再検討会議を傍聴し、各国の政府関係者や若者と交流する予定。平和活動家と市民社会のつながりをどう深めるかについて発表しNGO関係者らと議論するイベントを開くという。
 リーダーで同大多文化社会学部2年の猪原彩美さん(19)は「国際社会が核軍縮に向けてどう合意できるか注目している。イベントでは、核の問題に関心を持ってもらうために何ができるか積極的に議論したい」と意気込みを語った。


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