【新型コロナ】横浜で5人死亡、4717人感染 新たなクラスター16件

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は28日、60~90代の男女5人の死亡と、新たに10歳未満~100歳以上の男女4717人の感染が確認されたと発表した。中等症8人、軽症4654人、無症状5人で、50人の症状が分かっていない。

 市によると、亡くなった戸塚区の80代女性は、クラスター(感染者集団)が発生した有料老人ホームに入居していた。22日に陽性が判明し、23日に老衰で死亡した。同施設では17人が感染し、死者は初めて。

 泉区の70代女性はクラスターが発生した別の有料老人ホームに入居していた。18日に陽性が判明し、27日に悪性腫瘍で亡くなった。同施設では8人が感染し、死者は初めて。

 80代男性はクラスターが発生した戸塚区内の病院に入院していた。市は家族の同意が得られないとし、詳細な経過を公表していない。同病院では60人が感染し、死者は初めて。

 市外の90代女性はクラスターが発生した市内の介護老人保健施設に入居していた。20日に陽性が判明し、24日に新型コロナで死亡した。同施設では90人が感染し、死者は初めて。

 そのほかに60代の男性が陽性となり、亡くなったが家族の同意が得られず、詳細は公表していない。

 新規感染者の年代別では20代が765人で最多。40代703人、10代687人、30代675人、10歳未満605人、50代600人、60代274人、70代205人、80代145人、90代56人、100歳以上2人の順だった。

 市内の新規クラスターは16件。有料老人ホーム4施設、高齢者グループホーム4施設、病院6施設などで5~19人に感染が確認され、市はそれぞれクラスターと認定した。

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