「EXILE」のTAKAHIROさんが車両デザイン 長崎線、佐世保線の普通列車 JR九州

(上)TAKAHIROさんがデザインし、小学生がペイントする列車のイメージ (下)佐世保バーガーなどがデザインされた885系特急電車(いずれもJR九州提供)

 JR九州は28日、9月23日の西九州新幹線(武雄温泉-長崎)開業に合わせて長崎、佐賀両県の在来線に導入する気動車「キハ47形」1編成2両を、人気グループ「EXILE(エグザイル)」メンバーのTAKAHIROさんがデザインすると発表した。沿線の小学生がTAKAHIROさんのデザインに沿って車両にペイントする。
 TAKAHIROさんは佐世保市出身。EXILEでボーカルを務めるほか、書道や絵画は個展を開くほどの腕前という。デザインは龍踊(じゃおどり)、ステンドグラス、バルーンなど長崎と佐賀をイメージするものになっている。
 主に大分や熊本地区で運行している車両を導入し、9月23日から主に長崎線江北(現在の肥前山口)-諫早と佐世保線江北-早岐を普通列車として運行する。
 また、長崎県とJR九州は、西九州新幹線開業に合わせて振り子型車両の885系特急電車が佐世保線を運行することを記念し、1編成6両をラッピングすると発表した。
 佐世保市、北松佐々町、平戸市、松浦市の名所や特産品の写真、イラストをデザインし、各地の魅力をPR。佐世保線の利用促進と県北地域への誘客促進を図る。9月17日に佐世保駅で出発式を開催。同23日から3カ月程度、博多-佐世保の特急みどりや、博多-武雄温泉のリレーかもめなどとして運行する。


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