【新型コロナ】川崎で2人死亡3090人感染 特養ホームで新クラスター

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は29日、市内に住む80代男女計2人の死亡と、市内外に住む10歳未満~90代の男女3090人の感染が新たに確認されたと発表した。重症が3人、中等症が31人、軽症が2857人、無症状が99人、調査中が100人。

 市によると、中原区の80代男性は市内の病院に入院中、他の感染者と接触したため検査を受け、20日に感染が判明、26日に死亡した。男性はワクチンを2回接種していたという。

 多摩区の80代女性も同じ病院に入院し、他の感染者と接触したため検査を受け、20日に感染が判明、24日に死亡した。女性はワクチンを3回接種していたという。

 感染者の年代別の内訳は、20代が593人、30代が539人、40代が460人、50代が389人、10代と10歳未満が各333人、60代が185人、70代が129人、80代が91人、90代が38人。3031人の感染経路が不明。陽性患者の接触者は59人で、このうち家庭内感染は49人。

 幸区の特別養護老人ホームで入居者7人の感染が判明し、市はクラスター(感染者集団)と認定した。

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