新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で29日、9人の死亡と10歳未満～100歳以上の男女1万3234人の感染が新たに確認された。1日当たりの新規感染者数は8日連続で1万人を超えた。
横浜市は4人の死亡を発表。神奈川区の90代女性は、20日に陽性が判明し、27日に誤（ご）嚥（えん）性肺炎で死亡した。港南区の90代男性は24日に陽性が判明し、27日に新型コロナで死亡した。神奈川区の90代男性はクラスター（感染者集団）が発生した介護老人保健施設の入居者で23日に陽性が判明、28日に老衰で死亡した。また70代男性が陽性となり、誤嚥性肺炎で死亡した。
川崎市は2人の死亡を発表した。中原区の80代男性は市内の病院に入院中で20日に感染が判明、26日に死亡した。多摩区の80代女性も同じ病院に入院していて20日に感染が判明、24日に死亡した。
藤沢市は90代女性の死亡を発表。クラスターが発生している市内の高齢者施設の入所者で、19日に陽性が判明。27日に死亡した。
県は、所管域で2人の死亡を発表した。小田原市の80代女性は24日に陽性が判明し、26日に死亡。厚木市の90代男性は22日に死亡し同日、陽性と判明した。
県内の自宅療養者数は28日現在で9万6928人となり、初めて9万人を超えた。県民の100人に1人が自宅療養をしている計算になる。
また、県は新たに3013人が自主療養したと発表した。自主療養の累計は5万4050人になった。
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県は県内米軍基地での18～24日の1日当たりの平均新規感染者数を公表した。横須賀基地（横須賀市）7.9人、キャンプ座間（座間、相模原市）5.3人、厚木基地（大和、綾瀬市）5.1人だった。外務省から情報提供があった。
