今シーズンもイングランド・プレミアリーグの開幕が近づいてきた。放送プラットフォームがDAZNからSPOTV+Abema TVとなり、視聴環境も大きく変わってきそうな2022-23シーズンとなる。
『Planet Football』から、「今シーズンのプレミアでブレイクを果たしそうな9名のヤングスター」をご紹介する。
アレハンドロ・ガルナチョ
クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
昨季FAユースカップのマンチェスター・ユナイテッドで大きな注目を集めたアルゼンチン人選手。2011年以来の同大会優勝に貢献し、6試合で10ゴールという目覚ましい結果も残した。
モーリス・レベロ国際大会でも4ゴールを決めて大会最優秀選手に輝いた彼は、今季エリック・テン・ハフ監督の信頼を受けており、出場機会を獲得する見込みだとされる。
カイデ・ゴードン
クラブ:リヴァプール
ダービー・カウンティの下部組織で育ち16歳でトップチームにデビュー。そして2021年2月にリヴァプールへと加入した。U-18で印象的なパフォーマンスを見せ、トップチームに引き上げられた。
アシスタントのペピン・リンデルスがU-23を視察した際に「彼に驚かされた」と話し、クロップ監督に推薦。2021-22シーズンに4試合でプレーし、シュルーズベリー戦ではゴールも決めた。
アーチー・グレイ
クラブ:リーズ
このリストの中で最年少の選手であるアーチー・グレイ。2006年生まれの彼は、父親、祖父、さらに大叔父がリーズでプレーしていたというサラブレッド。その才能を活かすように、16歳で昨季トップでデビューを果たした。
昨季はプレミアリーグで6試合ベンチ入りしたものの出場機会はなかった。しかし今夏のプレシーズンマッチでは主力として起用されており、そのパフォーマンスも高く評価されている。
チャーリー・パティーノ
クラブ:アーセナル
アーセナルのアカデミーで最も注目される選手といえばチャーリー・パティーノで間違いない。まだ18歳であるが、昨季はカラバオ・カップでプロデビューし、それからわずか10分で初ゴールを決めた。
ブカヨ・サカやエミール・スミス・ロウのようにカップ戦で結果を残し、プレミアリーグでも進歩を目指す。ミケル・アルテタ監督の判断次第であるが、今季にも大ブレイクの可能性があるだろう。
ハーヴェイ・ヴェール
クラブ:チェルシー
チェルシーのアカデミーはこれまで多くの選手を輩出してきたが、次のスターと目されているのがハーヴェイ・ヴェールだ。彼は昨季のプレミアリーグ2で5ゴール3アシストを記録した選手で、アカデミー年間最優秀選手に選ばれている。
欧州制覇を成し遂げたイングランドU-19代表のキャプテンでもある彼は、昨季トーマス・トゥヘル監督に抜擢されてカップ戦に起用された。今季はプレミアリーグでのデビューを目指す。
コール・パルマー
クラブ:マンチェスター・シティ
「NEXTフィル・フォーデン」といえるような存在。近年急速にその力を増しているマンチェスター・シティの下部組織で、次のブレイクを待っている20歳だ。
昨季はプレミアリーグ4試合に出場した他、チャンピオンズリーグ、カラバオカップ、FAカップでゴールも決めた。スターリングとガブリエウが移籍したこともあり、今季はより多くの出場機会が得られるだろう。
ジェームズ・マカティー
クラブ:マンチェスター・シティ
パーマーと並んでマンチェスター・シティのアカデミーに所属しているネクストスターの一人だ。チームメイトからは「サルフォードのダビド・シルバ」と呼ばれる天才アタッカーである。
昨季のプレミアリーグ2では23試合で18ゴール7アシストと別格のプレーを見せ、プレミアリーグでもデビュー。今夏はオランダにローン移籍して修行するのではないかと伝えられている。
マルコム・エビオウェイ
クラブ:クリスタル・パレス
ダービー・カウンティのアカデミーで育った18歳のエビオウェイ。昨季は2部でデビューを果たし、16試合に出場して1ゴールを決めた。ウェイン・ルーニー監督にも高く評価され「彼の態度は素晴らしい、能力も素晴らしい」と称賛された。
マンチェスター・ユナイテッドやトッテナム・ホットスパーも狙ったという彼は、最終的になんとクリスタル・パレスへの移籍を決断。プレミアリーグでまず出番を得ることを重視し、ブレイクを狙う。
キャメロン・アーチャー
クラブ:アストン・ヴィラ
アストン・ヴィラの下部組織で育ったアーチャーは、2021年9月のEFLカップでバロー相手に先発出場を果たし、なんといきなりハットトリックを叩き込んだ。そして後半戦ではプレストンに貸し出され、2部で7ゴールを決めている。
今夏はヴィラのアジアツアーで2ゴールを決め、スティーヴン・ジェラード監督にアピール。プレミアリーグでも主力選手に成長することが期待されている。