10月1日に開幕する「いちご一会とちぎ国体」まで1日で2カ月となった。総合開会式が行われるカンセキスタジアムとちぎ(宇都宮市)では、皇族が座る「ロイヤルボックス」など、会場の装飾、設営工事が着々と進められている。
現在、工事はスタンド内が中心で、メインスタンドに設けられるロイヤルボックスは土台が組み上がった状態。今後、栃木県産ヒノキや大谷石を用いて仕上げていく。バックスタンドでは、吹奏楽や合唱の音楽隊が演奏する席も作られている。
工事は7月11日に始まり、9月中旬まで続く。すでに出入り口付近には、大会名を大きくあしらった横42メートルのパネルや横断幕が取り付けられた。
県施設調整課の担当者は「進捗(しんちょく)は順調で、全体で3割ほど完了した。栃木県らしい装飾で来場者をおもてなしできるよう、着実に整備を進めたい」と話した。