【新型コロナ】3日の神奈川 12人死亡、1万5730人感染

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で3日、新たに12人の死亡と10歳未満~100歳以上の男女1万5730人の感染が確認された。県内の1日当たりの新規感染者数としては、過去最多となった7月27日の1万6551人に次いで2番目に多かった。

 横浜市は70~90代の男女7人が死亡したと発表した。2人はクラスター(感染者集団)が発生した青葉区の病院の入院患者で、神奈川区の80代男性は7月21日に陽性が判明、30日に慢性心不全で死亡した。県内在住で横浜市外の70代男性は21日に陽性が判明、31日に細菌性肺炎で亡くなった。

 磯子区の80代男性は9日に陽性が判明、13日に自宅でコロナによる肺炎で亡くなった。同区の90代女性は22日に陽性が判明、救急搬送され同日、新型コロナによる肺炎で亡くなった。同区の70代男性は28日に陽性が判明、30日に自宅で悪性腫瘍のため死亡した。

 瀬谷区の90代男性は21日に陽性が判明、8月1日に自宅で新型コロナで亡くなった。80代男性は家族の同意が得られず、市は詳細を公表していない。

 川崎市は麻生区に住む90代女性の死亡を発表。女性は7月22日に感染が判明、31日に死亡した。

 相模原市は男性2人が死亡したと発表。70代男性は呼吸の状態が悪化して12日に救急搬送され、同日に陽性が判明。8月2日にコロナ感染が原因で死亡した。90代男性は入居していた高齢者施設で7月21日に陽性が判明。呼吸の状態が悪化し、26日に入院したが、29日に死亡した。

 横須賀市は市内在住の70代男性の死亡を発表。男性は特別養護老人ホームの入所者で、7月18日に陽性と判明。8月2日に基礎疾患の悪化により亡くなった。

 藤沢市は70代女性が死亡したと発表した。女性は7月30日に救急搬送され、陽性が判明。コロナ以外の疾患により同日死亡した。

 県は新たに3642人が自主療養したと発表した。自主療養の累計は7万1130人となった。

© 株式会社神奈川新聞社