長崎バス 一部運休を当面延長 運転士のコロナ感染相次ぎ

 長崎自動車(長崎市、長崎バス)は3日、「ながさき観光ルートバス」の一部と通勤快速「プレミアムライナー」の運休期間を6日以降も当面延長すると発表した。運転士に新型コロナウイルスの感染者や濃厚接触者が相次ぎ、確保が困難な状況が続いているため。再開のめどは立っていない。
 当初の運休期間は7月29日~8月5日としていた。同社によると、運休を決めた7月27日時点で21人だった運転士の感染者・濃厚接触者は、8月3日現在で20人と横ばい。引き続き確保が難しい状況のため、生活路線の維持を優先した。ただ今後の感染状況によっては、他路線に減便が及ぶ可能性もあるという。
 観光ルートバスは1日22便でJR長崎駅と市内の観光地を巡回。土日祝日の運行は続ける。プレミアムライナーは通勤時間帯の平日朝夕に1日9便運行。時津、上横尾、寺川内の3地区と市中心部を川平有料道路経由で結ぶ。


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