【新型コロナ】横浜で3人死亡、4088人感染 特養老人ホームなど新たなクラスター14件

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は4日、90代女性3人の死亡と、新たに10歳未満~100歳以上の男女4088人の感染が確認されたと発表した。中等症14人、軽症4043人、無症状10人で、21人の症状が分かっていない。

 市によると、亡くなった3人は、いずれもクラスター(感染者集団)が発生した市内施設の入居者や入院患者。

 金沢区の医療機関に入院していた同区の女性は7月29日に陽性が判明。31日に市内の病院に転院したが、8月1日に新型コロナで亡くなった。同医療機関での死者は初めて。

 有料老人ホームに入居していた戸塚区の女性は7月22日に陽性が判明。25日に市外の病院に入院、8月2日に新型コロナで亡くなった。同有料老人ホームでの死者は2人目。

 特別養護老人ホームに入居していた女性は家族の同意が得られず、市は詳細を公表していない。同施設での死者は初めて。

 新規感染者の年代別では20代が653人で最多。40代651人、30代545人、50代542人、10歳未満515人、10代481人、60代281人、70代210人、80代158人、90代47人、100歳以上5人の順だった。

 市内の新規クラスターは14件。特別養護老人ホーム5施設、旭、金沢、青葉区の病院などで5~42人に感染が確認され、市がそれぞれクラスターと認定した。

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