SSK3億2300万円の黒字 4~6月期 新造船休止後 初の決算

 佐世保重工業(SSK、佐世保市)が5日発表した2022年4~6月期の連結決算は、純損益が3億2300万円の黒字(前年同期は1億4900万円の赤字)だった。1月の新造船事業休止後、初となる四半期決算で黒字となった。
 売上高は31億1800万円(前年同期72億6千万円)。そのうち経営強化した修繕船事業は24億5400万円(同21億9300万円)、機械事業は5億3900万円(同4億7700万円)で、ともに増収となった。
 本業のもうけを示す営業利益は1億600万円(同5億9500万円)。材料費の高騰による採算悪化などが響いたが、黒字を確保した。同社は「修繕船、機械の両事業による安定収益体制の構築に取り組んでいきたい」としている。

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