狐の嫁入り行列 幻想空間味わって 倉敷・美観地区で13日イベント

2021年11月の「倉敷天領物語」(提供写真)

 幕府の直轄地「天領」として栄えた“江戸時代の倉敷”をテーマにした「倉敷天領物語 狐(きつね)の嫁入り行列~kon~」(倉敷天領物語協会主催)が13日、倉敷市の美観地区一帯で開かれる。子狐に扮(ふん)した子どもたちが人々を幻想的な空間へいざなう。

 地元の白狐伝説にちなんだ狐の嫁入り行列は、午後5時半に美観地区の中橋を出発。白い衣装と大きな耳を身に着けた参加者らが倉敷川沿いを通り、旧大原家別邸・新渓園(同市中央)まで進む。

 午後6時からは新渓園で本格的な殺陣パフォーマンスやチャンバラの指導、「きつねダンス」などが行われる。観覧にはチケット(千円)が必要。前日までの予約で、弁当と日本酒付きのプラン(4千円)もある。

 同協会の三城誠子会長は「倉敷の夜の観光を盛り上げようと企画した。江戸時代の雰囲気をぜひ味わって」と呼び掛ける。

 県内で開催中の大型観光企画「岡山デスティネーションキャンペーン」の一環。9月3日にも同じ内容で実施する。

 問い合わせは同協会(086―425―3903、平日のみ)。

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