広島県医師会は、被爆者のカルテなど医療に関する資料の展示を始めました。
県医師会館で展示が始まったのは、原爆投下後の広島の医療に関する資料です。
県医師会では、原爆の記憶の風化を防ぐため当時の医療者がどのように被爆の惨状に向き合ったのかを次世代に伝えようと被爆伝承センターを開設しました。
去年から、およそ6900人の会員に被爆に関する資料を持っていないかを呼びかけていました。すると多数のカルテや死亡診断書が寄せられたということです。
県医師会 松村誠会長
「被爆の実相について次世代につなぐという信念がある。G7サミットもあるし、国内外から広島に多くの人が訪れる。医療からみた広島の実相を伝えたい」
県医師会館に設けられた被爆伝承コーナーは、平日午前9時から午後5時まで見ることができます。