平和願いつなぐ「人間の鎖」 若者・高校生早朝集会

「人間の鎖」で原爆落下中心地碑を囲む高校生ら=長崎市松山町、爆心地公園

 長崎市の爆心地公園では「若者・高校生早朝集会」があり、高校生1万人署名に取り組む高校生や全国各地の高校生平和大使ら約120人が原爆落下中心地碑を囲む「人間の鎖」をつくり、核兵器廃絶と平和な世界の実現を願った。
 碑に献花した後、新型コロナ対策で手袋を着けた参加者は、リボンをつなぎ「鎖」を完成させた。
 平和大使による決意表明では、県立諫早高2年の田原夏海さん(16)が「高校生の力は微力なものかもしれないが、一人一人が微力を尽くして大きな力に変えていきましょう」と呼びかけた。「『微力だけど無力じゃない』というスローガンを信じて活動を続けていく」と参加者全員で平和宣言を行った。

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