5日、がんのため84歳で亡くなった、広島市出身で世界的なファッションデザイナー、三宅一生さんを追悼する慰霊台が県庁に設置されました。
県庁本館1階ロビーにある三宅一生さんの肖像画の前では10日、慰霊台が設置され、花が供えられました。
広島市東区出身の三宅さんはファッションデザイナーとしてパリでデビューし、「世界のミヤケ」として知られました。2010年には文化勲章を受章し、広島県の名誉県民に選ばれました。また、2009年にはアメリカのニューヨークタイムズで、7歳の時に被爆した経験を明らかにしました。
湯崎知事は「三宅さんのファッションへの情熱、平和への強いメッセージは今後も世界に向けて発信され続けていくものと確信していました。誠に残念でなりません」と追悼のコメントを発表しました。
県庁の慰霊台は、16日午後5時半まで設置されるということです。