バレーボールの女子日本代表が13日、岡山市のジップアリーナ岡山で、世界選手権(9月23日開幕・オランダほか)の壮行試合として紅白戦を公開した。約2100人超の観衆の前で、岡山市出身の小川愛里奈(東レ、就実高出)や井上愛里沙(久光、就実中出)らがハイレベルなプレーを繰り広げた。
真鍋政義監督が見守る中、東京五輪代表で主将の古賀紗理那(NEC)らメンバー19人が入れ替わりながら3セットを行った。センター小川はセッターとのコンビネーションがさえ、移動攻撃や速攻で存在感を発揮。レフト井上も強打で相手ブロックをはじき飛ばすなど随所にアピールした。
今季、初めて代表入りした小川は「地元でプレーできてうれしい。岡山の人の応援は大きな力になる」。井上は就実中での全国3位経験に触れ「中学時代の練習が今の自分のベース。さらに良いプレーを見せたい」と話した。
東京五輪で25年ぶりに1次リーグ敗退した日本は世界選手権で8強入りを目標に掲げる。壮行試合は同選手権出場の機運を盛り上げようと日本協会が実施。14日もジップアリーナ岡山で行われる。