「壮大な世界、想像して」 長崎市恐竜博物館 PR大使の“恐竜くん”トークショー

ティラノサウルスの特徴などを解説する恐竜くん=長崎市、野母崎文化センター

 長崎市野母町の市恐竜博物館で開催中の企画展「キングス-白亜紀の支配者たち-」(同館主催、長崎新聞社など共催)に合わせ、同館PR大使を務める恐竜くんのトークショーが13日、野母崎文化センターであった。親子連れら約100人を前に、豊富な知識と自作のイラストで魅力を伝えた恐竜くんは「壮大な世界を想像し、タイムスリップした気分で楽しんでほしい」と呼びかけた。
 白亜紀の各大陸に存在した頂点捕食者(キング)にスポットを当て、クイズを交えながら各恐竜の特徴を解説。ティラノサウルスについては、肉食恐竜で1番脳が大きく、嗅覚も発達していたとし、かみ砕く力はライオンやワニの10倍以上で「恐竜の中でも圧倒的な強さだった」と紹介した。
 質問コーナーでは子どもたちの手がたくさん上がった。「どうすれば恐竜博士になれるか」との質問に対し、好きなことを追いかけ続ける大切さを説く一方、「いろんなことに興味を持つことで、いろんな人に出会える。恐竜以外に夢中になれるものがあれば、そっちの道に進んでもいい。いろんな興味を持った人の方がいい博士になれる」と助言した。
 同企画展は9月25日まで(8月29日と9月20日は休館)。日本初上陸のアパラチオサウルスの全身骨格レプリカなどが公開されている。


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