妙高市内の15寺院で15日、「平和の鐘」が一斉に打ち鳴らされた。戦没者を悼み、平和を祈った。
妙高市遺族会(間島英夫会長)が2016年から、寺院の協力を得て、終戦の日に行っている。以前は新井別院忠霊塔前で戦没者追悼式を行っていたが、参列遺族が高齢化する中、暑さによる健康リスクを考慮して移行した。
「平和の鐘」はこの日、正午から響いた。同市乙吉の勝福寺で釣り鐘を突いた檪彦二郎さん(78、遺族会員)は「戦争は絶対やってはいけない」。浅山景住職(53)は「平和を願う気持ちは変わらない。確認する場になった」と話した。