新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は17日、新たに70~90代の男女9人の死亡と、10歳未満~100歳代の男女3234人の感染が確認されたと発表した。中等症7人、軽症3193人、無症状24人、10人の症状が分かっていない。
市によると、亡くなった9人のうち4人は、入所する高齢者施設でクラスター(感染者集団)が発生していた。
泉区の70代男性は、13日に施設内で倒れ、搬送先の病院で陽性が判明。同日、新型コロナで亡くなった。
神奈川区の90代女性は9日に陽性が判明。同日、新型コロナで亡くなった。
保土ケ谷区の90代女性は10日に陽性が判明。13日に新型コロナで亡くなった。 戸塚区の90代女性は12日に陽性が判明。14日に新型コロナで亡くなった。
また、磯子区の90代女性は9日に救急搬送され、陽性が判明。同日、敗血症で亡くなった。
保土ケ谷区の90代女性は他疾患で市内の病院に入院していた7月31日に陽性が判明、8月3日に敗血症で亡くなった。
他にも、70代の男性2人と80代の男性が亡くなったが、市は家族の同意が得られないとして詳細を公表していない。
新規感染者の年代別は50代が506人で最多。40代495人、10歳未満425人、20代411人、30代393人、10代277人、60代266人、70代219人、80代176人、90代65人、100歳代1人の順だった。
市内の新規クラスターは12件。グループホーム4施設や病院2施設などで5~15人の感染がそれぞれ確認され、市がクラスターと認定した。