永ちゃん田んぼ 見頃だぜヨロシク 美作、渋いポーズくっきり浮かぶ

矢沢さんのイラストなどが浮かぶ「永ちゃん田んぼ」

 歌手の矢沢永吉さんをイメージしたデザインを浮かび上がらせる美作市大原地域の「永ちゃん田んぼ」は見頃を迎え、成長した稲が風に揺れている。これから穂をつけ、次第に色を深めていく。地域住民やファンらは10月16日、収穫を予定している。

 田んぼ(約10アール)は大原小(下町)のそば。「ヨロシク!!」と渋いポーズを決める矢沢さんのキャラクター、今年行われる50周年記念ツアーのタイトルにちなんだ「50th MYWAY」の文字が、黒の古代米と緑の岡山県産米でくっきりと浮かぶ。今にも矢沢さんの歌声が響いてきそうだ。

 今季が4年目。住民有志のグループ・永ちゃん田んぼの会が6月、ボランティアらと一緒に田植えをし、管理を続けてきた。古代米は、阪神タイガースのマスコットなどを表現してかつて人気を集めた作東地域の「トラちゃん田んぼ」から受け継いでいる。

 希望者は収穫作業に参加でき、予定の詳細は会員がSNSで発信する。米は市教委に贈って学校給食に使ってもらう。

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