下野新聞社など北関東3県の地方紙3社が企画主催する「にっぽん丸サマークルーズin静岡」が19日、茨城県大洗港を出発した。本県の40人を含む201人が2泊3日の外航クルーズ客船の船旅に出た。
にっぽん丸(2万2472トン)は同日午後5時、地元の大洗高マーチングバンド部の演奏に送られて大洗港の岸壁をゆっくり離れ、夏の夕空が広がる穏やかな太平洋に出た。
初日は“美食の船”ともいわれるにっぽん丸のダイニングで味わう豪華なディナーや、ショーなどさまざまなプログラムを楽しみ、翌20日午前8時に静岡県清水港に寄港。同日午後3時に同港を出港し、21日午前9時に大洗港に戻る。
鹿沼市西茂呂3丁目、元船員柴崎豊(しばざきゆたか)さん(73)は孫の高校1年航(わたる)さん(15)、小学6年蓮(れん)君(11)と「孫たちの夏の思い出に」と参加。航さんは「船に乗ること自体が楽しみ」と笑顔を見せた。
参加者は事前と出航前の2回のPCR検査を受けるなど念入りな感染症対策を行った上で乗船している。