サーカスで寸劇 交通安全呼びかけ 岡山西署 オートバイショーと連携

横断歩道での歩行者優先を訴えた寸劇

 岡山西署は22日、岡山ドーム東隣特設会場(岡山市北区北長瀬表町)で開催中の木下大サーカス岡山公演(山陽新聞社主催)と連携し、観客に安全運転や交通ルール順守を訴える寸劇を披露した。

 信号機のない横断歩道を渡ろうとする歩行者がいるときは、車両は手前で一時停止しなければならない―という道路交通法の規定を周知する内容。公演でオートバイショーを繰り広げている宮内良さん(34)と高原謙慈さん(45)がそのオートバイとともに出演し、同署の田村洋史交通1課長が歩行者の小学生役を務めた。

 宮内さんは“悪いライダー”を演じ、横断歩道を渡りかけた歩行者を無視して通行。続く高原さんは歩行者が渡り切るまで手前で待ち、手本を示した。田村課長は「車やオートバイは凶器にもなり得る。歩行者の安全を意識して運転してほしい」と呼びかけていた。

 日本自動車連盟(JAF)の昨年の調査によると、同様の場面で車が一時停止する割合は岡山県が10.3%と全国ワースト。

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