美作三湯 アートで盛り上げよう 27日開幕 芸術温度プレイベント

美作三湯芸術温度の開幕を前に開かれたプレオープニングイベント

 岡山県北部の温泉街を舞台にした3年に1度のアートイベント「美作三湯芸術温度」が27日に開幕するのを前に、主催する県は26日、岡山市北区内山下のルネスホールでプレオープニングイベントを開いた。芸術温度は12月4日まで、湯原、湯郷、奥津温泉の旅館やホテルなど25カ所に多彩な作品を展示する。

 出展するアーティストや旅館関係者ら約50人が出席。伊原木隆太知事は「イベントを通じて温泉街だけでなく県北全体が盛り上がることを期待している」とあいさつ。キュレーター(展覧会企画者)の奈義町現代美術館の岸本和明館長らとともにテープカットした。

 芸術温度は湯原と湯郷各10カ所、奥津5カ所に絵画や彫刻、インスタレーション(空間芸術)作品を並べる回遊型のイベント。3回目となる今回は過去最多となる県内外26人の作家が参加する。

 県は県南部を訪れる観光客を北部に呼び込もうと、岡山デスティネーションキャンペーン(9月30日まで)や岡山芸術交流(9月30日~11月27日)などと日程を重ねて企画した。

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