県展書道部門 入賞、入選作決まる 全6部門審査終了 9月2日に発表

構成や運筆などを確認した書道部門の審査

 第73回岡山県美術展覧会(県、山陽新聞社、おかやま県民文化祭実行委主催)は審査最終日の29日、岡山市北区天神町の県天神山文化プラザで書道部門の審査を行い、全6部門の入賞・入選作が出そろった。

 書道部門の一般応募は昨年比80点減の1306点(漢字716点、仮名588点、てん刻2点)。日展会員の仮名書家・寺坂昌三さんら17人が、漢字と仮名に分かれて構成や運筆をチェックした。

 漢字は「新型コロナウイルス禍の中にあっても、熱意のこもった意欲作が多かった」、仮名は「料紙と調和した品格ある作品が目立った」と評された。

 全6部門の応募総数は2563点(一般2254点、委嘱以上309点)。山陽新聞社大賞をはじめとする入賞作に325点、入選作には949点が決まった。入賞・入選者は9月2日付本紙と山陽新聞社ホームページで発表する。

 展覧会岡山会場の1期(洋画、彫刻、日本画、書道前期)は7~11日、2期(工芸、写真、書道後期)は14~18日、県立美術館と同プラザで開催。後日、津山会場へ巡回する。

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